子供が色々な言葉を覚えられる年齢になり、そろそろ英語の読み書きの勉強をさせてみたいという親御さんは多いのではないでしょうか。そんなときにまずどの教材を選んだら良いのかというところは、最も悩むポイントになるでしょう。勉強として子供のうちから英語の読み書きを無理強いしてしまうと英語学習自体が嫌いになってしまうかもしれないし、ただ何となく選んだ教材では効果が現れるか心配…など、様々な不安要素があるのではないでしょうか。この記事では、数ある英語教材の中から特におすすめしたい子供向けのものを3つに絞ってご紹介していきたいと思います。
もくじ
絵本の物語で英語を学ぶ”Oxford Reading Tree
Oxford Reading Tree概要
Oxford Reading Treeはイギリスで生まれた子供向けの絵本です。
“ORT”の略称で呼ばれることも多いです。その内容は主人公であるチップくん、キッパーくん、ビフちゃんの3兄弟の、家族や友人とのわんぱく体験をユーモアたっぷりにコメディ・タッチで描いたもので、そのどれもがとても親しみやすい内容になっていることが特徴です。
Oxford Reading Treeの特徴
特筆すべきは、この絵本はイギリスの小学校の約8割以上で使用されている国語の教科書であることで、それだけ英語学習にも高い効果があることが実証されています。
Oxford Reading Treeの内容
“Oxford Reading Tree”のレベルは10段階に分かれています。英語学習が初めての子供でも馴染みやすい内容から始まり、英語学習に慣れた子供でも読みがいのある内容までが用意されています。ストーリーは1冊ごとに分かれていますが、基本的に読み切りのショートストーリーになっており、その数は全部で200話以上にもなります。またそのショートストーリー全てに英語のユーモアにあふれたオチが用意されているので、とても読みやすく、理解しやすい内容になっています。重要な英単語や良く使うフレーズなどが各ストーリーごとにふんだんに使用されているので、絵本を楽しみながらより自然に英語を学べるものとなっています。
他に楽しめる要素としては、絵本の各ページごとに隠れキャラや隠れアイテムが用意されていることです。例えば隠れアイテムとしてメガネが落ちているケースが代表的で、子供の音読練習の際に”Where are glasses?”(メガネはどこ?)などと質問を投げかけてみるのも良い方法となるでしょう。
このように、ただ英文を読むだけでなく様々な楽しみ方があることで、自然と英語と触れ合う良いきっかけになりやすいことが、”Oxford Reading Tree”をおすすめしたい大きなポイントになっています。
大人気のキャラクターと楽しく英語学習「ディズニー英語システム」
ディズニー英語システム概要
「ディズニー英語システム」はワールド・ファミリー社が提供する幼児向けの英語教材です。子供たちから人気の高いディズニーのキャラクターと一緒に英語学習ができるので続けることの楽しみが大きく、またウォルト・ディズニー社公認の英語教材なので、安心して続けられることも特徴です。
子供が日本語を日常の中で自然と覚える過程になぞらえた「母国語方式」をカリキュラムとして取り入れており、より英語が日常生活の一部として自然と頭に入りやすいプログラムで構成されています。
ディズニーのアニメーションを通じてリスニング力が身に付き、またスピーキング力や文法的な部分に至るまで、英会話に必要な基本要素の全てが詰まっているので、幼児期の英語学習にとても適しています。
付属品として音声と絵で覚える英単語カードもあり、こちらは日常で使用する英単語をまだ読み書きができない子供でも遊び感覚で容易に覚えやすくなっていることが嬉しいポイントとなっています。
ディズニー英語システムがおすすめできるポイント
「ディズニー英語システム」は幼児向け英語教材の中で売り上げシェア率もとても高いので信頼も厚く、また子供の英会話力向上の確かな効果や実績も多いので、初めて英語を学ぶきっかけとしてもおすすめできる教材と言えるでしょう。
書くだけじゃなく、単語を聞いて覚える「キクタン」
キクタン概要
「キクタン」はアルク社が提供する英単語学習に特化した英語教材です。他とは違う点は、ただ英単語を書いて覚えるだけではなく、しっかりと英単語の発音を聞いて、イラストも見ながら英単語の意味を本質から理解できるというところです。
英単語を覚えるための学習方法といえば、教科書の単語をとにかく書き写したり、単語カードを作って暗記したりなど、どこか作業的だったような思い出がある人も多いのではないでしょうか。子供のうちからこのような学習法を強要してしまうと、せっかく英語を学ばせたくても子供自身が続けることへのモチベーションが低くなってしまい、やがて英語学習に対して嫌悪感を持ってしまうようなケースも度々見受けられます。
キクタンがおススメできるポイント
「キクタン」は英単語を聞いて覚えることを重点的に考えられた教材なので、聞く力に長けている子供にとってより自然に英単語を覚えやすく、またどんどん単語を覚えることによって続けることの楽しさも感じられる内容となっています。
キクタンのレベル
レベルも幼児向けのものから英語検定、TOEICに特化したものまで様々な種類があるので、各ご家庭のお子さんのレベルに合ったものを選びやすいことも特徴となっています。
子供向けの英語教材まとめ
以上、子供向けの英語教材3選をご紹介しました。
その全てに共通していることは、英語をしっかりと聞いて、英語脳を鍛えるという目的があるということです。
学校での英語学習において書くことは必須ではありますが、ただ書くだけが正解ではなく、まず英語を「勉強」ではなく「言語」として受け入れることこそが英語を理解する一番の近道と言えるでしょう。
もしお子さんの英語教材でお悩みの方がいれば、ぜひこの記事を参考にして頂ければと思います。